2011年11月22日火曜日

高卒、短大卒のオモロガシオン申請、私の場合

この歳になって、オモロガシオンを申請しました。
理由は、将来また何か仕事や勉強を始める時に、日本での学歴証明が必要になる可能性がゼロではないこと。そしてオモロガシオンは時間がかかることを考えてのことです。
使うことがないかもしれませんが、もし必要になった時に慌てないためには、このぐらいでちょうど良いのかもしれません。
私の日本での最終学歴は私立の短大です。
スペインには短大というカテゴリーがないため、高卒でも短大でも、BAXIELLERATO卒の学歴を認めてもらうことになります。
私立の短大の場合は日本でのプロセスが多くなるので、少しでもシンプルな高卒のオモロガシオンをすることにしました。
オモロガシオンをしなければ、たとえ大卒でも、スペインにおいて公には無学歴ということになります。


以下、バルセロナ在住で公立の高卒のオモロガシオンの手続きをした際の覚書です。

☆日本の高校に、卒業証明書と成績証明書を申請する
学校のHPには必ず、「卒業生の皆様へ」のページがあり、証明書発行申請書をアウトプットできるようになっています。
申請書に記入して、実家に送り、父に高校へ申請書を提出してもらいました。
各証明書は英文を選択しました。(後でスペイン語に法定翻訳をする際、英語→西語のほうが料金が安いため)

☆卒業証明書と成績証明書のアポスティーユを申請する
外務省のHPでアポスティーユ申請書をアウトプット。
このページが参考になると思います。
http://www.mofa.go.jp/mofaj/toko/todoke/shomei/index.html
申請書に記入して、これも実家に送りました。

高校で発行された「卒業証明書」と「成績証明書」、「アポスティーユ申請書」に切手を添えて、実家から外務省に郵送してもらいました。
受け取り方法は、外務省から実家に郵送してもらうよう選択しました。


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アポスティーユがついた卒業証明書と成績証明書を実家からの郵送で受け取り、
ここからはスペイン側での手続きです。

☆SUBDELEGACION(C/ Casp, 15, Barcelona)に行ってオモロガシオン申請書とTASAの支払い書をもらう。
必要書類などの説明も受けました。

☆卒業証明書と成績証明書の法定翻訳(TRADUCCION  JULADA)をする。
法定翻訳(英語→西語)はここにお願いしました。一通20ユーロで、電話対応は丁寧、迅速でしたのでおすすめできます。申し込みはメールで、受け取りは郵便書留でした。
http://www.spabul.com/

☆GENERALITAT DE CATALUNYA Dept.EDUCAION(Via Augusta, 202)にてオモロガシオン申請をする。先のSUBDELEGACIONでも申請できますが、ここがCENTROで、情報も一番しっかりしているように感じました。
オモロガシオン申込書・法定翻訳済証明書・TASA支払済書(約50ユーロ)・NIEカードの
オリジナルとコピーを提出します。


私の場合、高校を卒業したのは何と何と36年前のことなので、学校に成績データは残っていませんでした。
成績証明が出ないので、成績証明が出せない旨のレターを出してもらいました。
高校を卒業したという単にタイトルのオモロガシオンの場合、成績証明書は不要とのことですが、ご存知の通りこの国では、窓口の人によっておっしゃることが異なりますから、念のために用意しました。

今年の5月から準備を始めて、やっとのことで申請を終えました。
窓口「オモロガシオンの結果は郵便で送ります。」
私 「郵送されるのはいつ頃になりますか?」
窓口「1年後です。」
私 「Que?」
窓口「1年後です。」
私 「1年待って届かなかったら?」
窓口「ここに来てクレームしてください。」 ですと。

オモロガシオンを考えておられる方、早め、早めにね。

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