2014年4月28日月曜日

フランスピレネーの氷湖巡りと露天風呂

フランスピレネー2日目は、ピレネーオリエンタルのCarlit山の1,964m地点にある Bouillouses湖からいくつかの湖を巡るトレッキングです。

残雪が深いため私たちの装備ではCarlitの頂上(2,925m)までは登れませんので、頂上まで上るのは夏登山にお預けとなりました。



           今回は、氷湖を巡るトレッキングです。

Bouillouses湖






どこから湖なのか、どの湖なのか、わかりません。

とにかく、道標にそって歩きます。



雪のきしむ音が心地よい。



ここは間違いなくLlat湖です。




Bouillousesの夏の湖は、うっとりするほど美しいけれど、4月はまだまだ厳しい顔をしています。

しっかり歩いた後は、温泉「Bains de Saint Thomas」が疲れを癒してくれます。
硫黄泉の露天風呂...というより、プールかな。
それでも、雪が降った時の雪見温泉はなかなか乙なものです。

温泉に入るだけなら、大人が6,5ユーロと、料金も温かい。

「男性は、トランクス着用禁止です。
ビキニですよ、ビキニ。」
お客さんがスペインだと、受付のお姉さんが必ず念をおします。

もっと高い温泉もあるけれど、私の一押しは、このSaint Thomasです。


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2014年4月24日木曜日

サンジョルディで売れた本ランキング

良いお天気も手伝って、昨日はそぞろ散歩をした人も多いはず。



気になるサンジョルディで売れた本の結果が出ました。

カタランとカステリャーノ(スペイン語)版別のランキングです。

フィクション(カタラン)
1- L'analfabeta que va salvar un país (著者 Jonas Jonasson) 
2- Desig de xocolata (著者 Care Santos) 
3- L'altra (著者 Marta Rojals)


フィクション(カステリャーノ)
1- Las tres bodas de Manolita (著者 Almudena Grandes) 
2- La analfabeta que era un genio de los números (著者 Jonas Jonasson) 
3- El juego de Ripper (著者 Isabel Allende) 


ノンフィクション(カタラン)
1- La frontera invisible (著者 Kilian Jornet)
2- Si Beethoven pogués escoltar-me (著者 Ramon Gener)
3- Cuina amb Joan Roca (著者 Joan Roca Fontané)
ノンフィクション(カステリャーノ)
1- La gran desmemoria (著者 Pilar Urbano) 
2- Yo fui a EGB (著者 Javier Ikaz/Jorge Díaz)
3- Cocina fácil de los grandes chefs (著者 多数) 

フィクション部門でカタラン版1位、カステリャーノ版で2位に輝いたJonas Jonassonの作品、
La analfabeta que era un genio de los números。

南アフリカの孤児で読み書きの出来ない少女ノンベコは、数学と言語の才能があるゆえに、原子爆弾に関わる数々の事件に巻き込まれながら、スウェーデン経て、最後は中国にたどり着く冒険小説。

これは面白そう!

ユーモアもふんだんに盛り込まれているようですし、読んでみたくなりました。
カタランで読むか、カステリャーノで読むか。。。ウーン。
日本語がいい!と思ったけど、日本語では出版されていないようです。



ノンフィクション部門のカタラン版で1位になった、 La frontera invisible
カタルーニャが世界に誇るトレイルランナー、キリアン・ジョルネットの作品です。

これを読んだら、山を走りたくなるらしい。


山歩きをしていると、ダダダッと走り抜けるキリアン予備軍に最近よく出会います。
この本が売れて、山を駆ける人が益々増えそうな予感です。

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2014年4月23日水曜日

サンジョルディとスサノオノミコト

今日はカタルーニャの一大イベント、サンジョルディ。

ドラゴンを退治してお姫様を救い出したサンジョルディとスサノオノミコトが、オーバーラップします。
同じようなストーリーが世界中に存在すると、今日のニュースで聞きました。
勧善懲悪の世界と、勇敢な若者が美しいお姫差を救い出すロマンが受けるのは、万国共通のようです。

よく見ると、どちらもスゴイ顔してますが。

 さて、今日のサンジョルディ。ランブラス通りは朝から活気に満ちています。




なに、なに?



今年のサンジョルディは、昨年よりもほんの少し盛り上がっているような気がします。
単にツーリストが多いだけか、それともどん底の経済が少し上向きになってきたのかしら。

サンジョルディといえば、Pa de Sant Jordi。チーズとsobrassadaとクルミ入りのパンで、わが家の大好物です。
写真を撮ろうとしたら、いつの間にか半分になっている。こらっ!


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2014年4月22日火曜日

フランスピレネー Eyneのトレッキング

4月18日(金)トレッキング1日目。晴れ。
フランス側のEyne村から、Valle d'Eyneを歩いて、スペイン側のNuriaを目指すルートです。
往復17,67km。累積標高差が1,077mで難易度はFacilとあるから楽勝と思ったのですが。。。
http://es.wikiloc.com/wikiloc/view.do?id=3251139

Eyne村
1,586m地点から始めます。









残雪が多く、2,200~2,300m辺りで断念。この辺りから雪がどんどん深くなります。

ちょっと残念ではありますが、私たちに無理は禁物。
      愛らしいクロッカスたちに囲まれてのサンドイッチタイムとなりました。

夕食は、アパートメントで鴨の胸肉をジュウジュウ焼く。
ソースはどうしよう。ああでもない、こうでもないと話し合った結果、朝食用に買っておいたイチジクのコンポートをシードラで煮つめてみたら、絶品ソースになりました。
2ユーロで買ったワインも大当たり。
オニオンたっぷりのサラダにチーズ3種も加えて、一人当たり7ユーロに満たない安上がりな贅沢。
ビル・エバンスのピアノを聴きながら会話も弾む。

           うまかー。
      ¿Que más quieres? (これ以上、何が欲しいっていうの?)


明日にそなえて、10時に就寝の良い子(大人)たちです。

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2014年4月21日月曜日

スペインの飛び地Llívia(ジヴィア)

春・夏・秋・冬、季節が変わるたびに、息子たちとフランスピレネーを訪れていた頃が懐かしい。

1年半ぶりのフランスピレネーは、息子たちに代わって、友達以上恋人未満の山友カップルと一緒です。
さてさてこの二人、どうなるかしら。

目的はFont Romeu周辺のトレッキング。
最近は車の走行時速の規制が厳しくて、ビュンビュン飛ばせないとーさんは不満気だけど、バルセロナから2時間半で着いてしまいます。

時間厳守の私たちに負けず、山友たちは予定の時間より30分も前にスタンバイOKで、朝の8時には出発となりました。

時間はたっぷり。それではアンドラから東へ20キロのLlíviaに寄り道しましょう。
Lliviaは、フランス内にあるスペインの飛び地です。
特に見所があるわけではないけれど、中世ヨーロッパの最も古い薬局のひとつが、薬局の博物館として存在しています。
4人とも過去に何度も訪れたことがあり、いつのまにか有料になっていたので入場は即決でパス。

         Església de La nostra Senyora dels Ágnes de Llíviaから始めます。


石造りの家々の小路をぶらぶらして、

               アーモンドの花を愛でながら、

30分も歩けばおしまいの、小さな村です。

中世の薬局で有名な村に、お似合いなような、お呼びではないような、チュウ君が突然現われました。




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