ちょっと怖いMuseu Etnològic - 市松人形が泣いている

11月8日（日）快晴。お昼前にモンジュイックでも散歩してみようということになりました。

地下鉄に乗って、Plaza de EspañaからFunicularに乗ってみたいと思ったら、2016年3月13日まで点検のため休止となっています。
でも、バスの代替運行があるから大丈夫。

この日の目的は、行ったことのないMuseu Etnològic（民族博物館）です。

かなりマイナーな博物館だけど12月4日まで無料ということなので、入ってみました。

スペインを始め、世界の民族人形や、食器、玩具、お面や散髪屋さんの椅子まで、

とりとめなく展示されています。

日本の小物の一角で、市松人形を見てショックを受けました。

市松人形が苦渋の表情を浮かべています。

助けてあげなきゃと、一瞬オロオロ。 

ところが角度を変えて見てみると、微笑んでいるんですよね。

ちょっと安心していいのかな。 

このお人形さんを見たからか、何を見てもちょっと怖いイメージがつきまといます。

可愛いんだけど、ちょっと怖い。

お面も怖い。

 何だか不思議な博物館でした。

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あーあ、観てしまった。映画「あん」

今週は結構忙しい週だったのですが、アルゼンチン人の友人から映画のお誘いがありました。

観たい映画は樹木希林主演のUna pastelería en Tokyo（邦題：あん）だそう。

暗いんじゃなあい？どっちかと言うとDaniel CraigのSpectreを観て、すっきりしたいなあ。
でも久々に日本語で映画を観るのもいいかなと、お伴をすることになりました。

映画の始まりは、いきなり満開の桜と優しいピアノの響き。
　　　　　　　　　　　　　　　
嫌な予感。

この手の映画、私は鼻水と涙の洪水になるのです。



しかもオリジナルバージョンなので、樹木希林の明るいのに切ない日本語がストレートに耳に入ってきます。
泣かないように、日本語を聞かないようにして、字幕のスペイン語を読んでみるという変な努力までしてみましたが、樹木希林演じる元ハンセン病の女性の大勝。

将来に希望のない3人が織りなす人間模様。切ないけれど、観終わった後は、私も頑張って生きていこうと背中を押された気がする、そんな映画でした。

満開の桜のシーンだけで泣けてきた．．．私も歳とったなあ。


（映画館情報）

バルセロナで、この映画を吹き替えなしの日本語のオリジナルで観ることができるのは、次の映画館です。他の映画もV.O.S.E＝Versión original subtitulo español（オリジナルバージョンでスペイン語字幕）で上映されています。
Balmes、 Boliche、Icaria、Renoir Floridablanca、Verdi Park HD

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バルセロナのエッセンシャルオイルのお店 Flow

時間をつぶす．．．何て贅沢な響きなんでしょう。
スペインにいても、仕事と子育てに追われていた20年間は時間に追われる毎日でした。

今は約束前に時間をつぶす余裕があることが、最高の贅沢だと思います。

先日Maria CristinaのBulevard Rosaで時間をつぶしていたら、素敵なアロマのお店「Flow」を見つけました。

バルセロナから撤退してしまって残念に思っていたFlorameのアロマ商品がいっぱいです。
Pronaromeのオイルも揃っています。
デフューザーも、いっぱい。
ネコちゃんがいなければ即買い！なんですが、やめとこう．．．

スキンケアやヘアケアの商品がいっぱいで、欲しいものばっかりだけど、また今度。

パステルカラーのバッグやスカーフも欲しいけれど、また今度。

欲しいものいっぱいのお店「Flow」です。

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ハネムーナーのために、共同墓地の記事を投稿しました。

かなり迷ったのです。
11月1日のスペインのお盆の日に散歩したPoblenouの共同墓地のレポートを、はたしてハネムーナーのためのサイトに投稿してもよいものかと。縁起でもないかしらと。

メジャーな観光スポットではないけれど、芸術に興味のある方には、なかなか面白いスポットなので、思い切って投稿しました。

Honeymoon Sのサイト
　　　　↓
http://www.honeymoon-s.jp/area/europe/spain/letter/5823.html

ブルジョア階級のネオクラシックのお墓、一見の価値ありです。

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Flexitarianoは小腹がすいたらリスになる

最近耳にした言葉、Flexitariano。
「基本ベジタリアンだけど、たまには魚肉類や卵やチーズも食べますよ。」という何とも都合のよい菜食主義者のことだそうです。

まさに我が家はFlexitariano。

とーさんはもっとベジタリアン寄りの路線で行きたいみたいだけど、私はFlexitarianoが丁度いい。モルシーリャだって、チョリソーだって、カツ丼だって食べたいし。
食事を作るのは私ですから、私に権限ありますもん。

それでも、肉類をグッと減らして野菜中心の生活になると、確かに体調はいいのです。

キッチンにつまみ食い用に常備しているPipas（ヒマワリの種）、Nuez（クルミ）、Avellana（ヘーゼルナッツ）、Pepita de carabaza（かぼちゃの種）、Dátil（ナツメヤシの実）。
小腹がすいたらリスになります。

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採れた、採れた、キノコが採れた

八百屋の店先で、キノコが出回る季節になりました。

そろそろ行きたいな．．．と思っていたら、キムからキノコ狩りのお誘いがありました。

山歩きは好きだけどキノコ狩りを不得意とする私たちにとって、キムのようなキノコの先生は貴重な存在です。

今年は昨年よりももっと秘密度の高い、キムの家族だけが知っているという（それはないと思うけど？）秘密のスポットに連れて行ってくれることになりました。

なので、場所はトップシークレット。Ripollの近くとだけ言っておきましょう。

8時にバルセロナを出て、9時に到着。

キノコが喜びそうな湿気を十分含んだ地面に、期待が膨らみます。

ここからは、けもの道もないような藪をへばりついて登ります。

今年は去年より雨が少なかったため、キノコも少ないそうです。

私はキノコを見つけるのが、すごく下手なのですが、

ワーイ！Camagroc見っけ！

小さいのも見っけ。

写真ばっかり撮ってないで、キノコを採れと言われるけれど、やめられませんわよ。

お昼のボカディーリョを食べに川に下りてくると、先客がいました。

今年も大好きなCamagrocがたくさん採れました。

Gracias Quim。

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秋の夜長に「Barry Lyndon」を観て

秋の夜長、久々に、テレビで映画でも見ようということになりました。

他に面白そうなものがないからという消去法での残ったのと、とーさんの「お父さんがこの本を持っていた。」というつぶやきで、「Barry Lyndon」を観ることにしました。

それにしても185分!?　 無理ー、絶対寝ちゃうーといいながら見始めると思いのほか面白くて、
睡魔と闘いながらも、私の好きな映画ベスト10に入ったこの映画。



ライアン・オニールの淡々とした演技も好きだったし、キャスティングもパーフェクト。
全編を通して流れるバロック音楽も、秋の夜長の映画にはぴったりでした。

主人公のバリーは、人を騙しながら名声を得るのだし、継子には体罰を与えるし、決して善人ではありません。
私が彼に惹かれたのは、次々と身にふりかかる難題を、運命に逆らわず淡々と消化していく潔い生き方です。
彼自身も人を騙しながら、そして愛する人たちからはことごとく裏切られながら、それでも皆、心の奥底に「許す心」というはかない灯をともしながら生きているのだなあと、じんわり感動したのでした。

憎悪は憎悪しか生みません。今の不安定な世界情勢は、憎悪も一つの原因だと思います。
皆が少しでも許す心が持てるなら、憎悪を捨てる気持ちが持てるなら、もう少し良い世界になるのに。

何はともあれ、もう一度観てみたい深い映画でした。
小説も読んでみたくなりました。

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ときめくCortefiel秋冬のCM。スーツでスケボー編

おはようございます。

昨夜は2度目のダンスレッスンで、くったくたに疲れて眠りに落ちました。
今朝は朝一番、FB友達がアップしてくれたセンスの良いYoutubeを二度見、いや五度見しながら、美味しい朝食をいただいております。



毎シーズン楽しみにしているエルコルテのCMですが、その中のCortefielのものは初めてじゃないかな。今まで気づかなかっただけかしら。

スーツ姿でロングボードを操るスケートボーダーは、Lotfi Lamaaliという、モロッコのカサブランカ出身のフランス人。

ロングボードはダウンヒルだけと思っていたのですが、こんなに細かいテクも可能なんですね。
実は3人のボーダーのうち、髪の短いお兄さんがちょっと気になってます（♥）

このCM、きっと話題になるでしょうね。

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Panellets、お砂糖の量を思い切り間違えたら

昨日の焼き栗に引き続き、今年もPanellets（パナイエッツ）を焼きました。

最近我が家では、料理にもお菓子にも白いグラニュー糖は使わずに、Azucar morenoを使っているので、今年のPanelletsは色黒さんです。

簡単だし、毎年作っているからレシピを見る必要もないし、チャチャっと作ったのはいいけれど、
オーブンに放り込んでからふと悪い予感。

アーモンドプードル500ｇ、ジャガイモは半分の250ｇ。お砂糖も半分の250ｇ．．．だったよね！？違ったっけ？

レシピを引っ張り出してきたら、ガーン。お砂糖は500ｇでした。
半分の量のお砂糖でpanelletsを作ってしまったのですね(;^ω^)。

焼き上がりのいい匂いにつられて、キッチンに入ってきたとーさんと息子。
「美味しい！」と言いながら、次々と食べてます。

「ねえ、今年はいつもと違うと思わない？」しらっと聞いてみる。

「黒砂糖だから違うってこと？」と息子。

心配をよそに、今年のは甘さ控えめで丁度いいという結果に落ち着きました。

スペインのお菓子は超甘いからなあ。お砂糖の量は半分でいいのかもしれません。

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