2017年5月27日土曜日

ママー、ママー、Mama!!


5月の母の日あたりから、「Mama, Mama~」のサビが入る歌をよく耳にするのは私だけでしょうか。しかも歌っているのは男の子ばかり。
ハイ、ハイ、なーに?

ユーロビジョンですっかり気に入った、3位の入賞曲、Sunstroke Project のHey Mamma。
付き合い始めた彼女のお母さんに「Mama、そんなに落ち込まないで、Mama、そんなに怒らないで。」と。まあ軽い歌です。私、怒りませんよー。


そして、この夏おそらく流行るであろう、Jonas Blue のMama。
彼女のお母さんに「僕たち今夜帰るから、Mama、気をもまないで。Mama、僕たち大丈夫だから泣かないで。」と、先の歌とシチュエーションが同じです。
娘さんを持つお母さんと、息子さんを持つお母さんとではとらえ方が違うかもしれないけど、これまた軽くて夏らしい歌。
Mama, mama, mama, hey!


スペインブログなのでこのへんで、スペイン語の歌を一曲。
Pitbull+J Balvin + CamilaのHey Ma。
でもこの歌のMamaはお母さんの意味ではありません。
スペインではこんな使い方はしないけど、南米では恋人にMamaとかMammyって呼んで、マイベイビーみたいな使い方をするから、この歌のMamaはベイビーとか、いかすねえちゃんというところかしら。
Hey Mama, hey mama, hey ,mama, hey ma!


お母さん賛歌の極め付けはARCEのMama。
一昨年から昨年にかけて、スペインで、流行るほどではないけれど、たまに耳にしてギョッとした究極のマザコンラップです。愛するお母さんに捧げるラップ。
かいつまむと:
ママは全てを与えてくれるだけで何も望まない。
頑固さと柔らかい心で僕を守ってくれるんだ。
誰かがママに危害を与えたら、僕はそいつを許さない。
どんなふうにして、あんたに感謝の気持ちを表したらいいのかわからない。
あんたについて行くよ。どこに行けばいいのか導いて。
ママ、愛してる。
百万以上の価値のあることを僕にしてくれた。
ママを愛している理由は2千以上あるんだ。ソファに座って話そうよ。
子供のために流した涙…今は僕が泣きたいよ。いつも優しくはできなかったから。
愛してる、ママ。
つらい時、ママを探せば、いつだってそこにいて僕を助けてくれる。
愛してる、ママ。
いろんな女の子に出会ったけれど、あんただけが真実だ。
心配しないで。いつでもあんたを助けるから。
どこまでもついて行くよ。
愛してる、ママ。


チビとチョコだってびっくりしてるよ。

これって行き過ぎじゃない?って次男坊に聞いてみたら、「べつに~。」
普通のラップで、若い子達は違和感もなく聞いているそう。
逆に、どうして私がそれほど過剰反応するのかが不思議だって。
「こんなの他にもあるよー。」だそうです。
Arceって、スペイン人で初めてビジターが百万を超えたラッパーだそうで、人気は高いらしい。

さすが、マザコンの国のラップと言ってしまえばそれまでだけど、日本で言うマザコンとはちょっと違うかな?
要するに家族間の愛情が濃くて、ママだけではなく、パパが大好きな息子、娘たちも多くて、パパが死んだら生きていけない、ママが死んだら生きていけないと公言する大のおっさんたちもいる。

息子ラブのお母さんたちも、息子に恋人ができたら大喜びで、息子の彼女にもべったり優しくするのが常だし、息子たちのお泊りにも寛容だし。

それにしても、パパー、パパー、Papa!!の歌ってあるのかしら。あまりなさそうな...
お父さんたち、頑張れー。

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